【社員インタビュー】グローバル採用第1号に訊く!言葉の壁や働きやすさはどう?

【社員インタビュー】グローバル採用第1号に訊く!言葉の壁や働きやすさはどう?

 技研システックでは、今後グローバル採用にも力を入れていきたいと思っています。今回は、そう思わせてくれた原動力である、グローバル採用第1号のN君にインタビュー。ベトナム人のN君は、2024年11月から製作課で仕事をしてくれています。

 

 

-入社して5ケ月ですね。働いてみてどうですか。

入社したばかりの頃は不安も大きかったですが、今は面白いし、楽しいです。興味をもっていた仕事ができて嬉しいです。日本語でのコミュニケーションは心配でした。みんな優しいので教えてもらえます。

 

-技研システックで働きたいと思ったのはなぜですか。

学生の頃から、私は日本で働きたいと思っていました。ロボットや自動車の分野に興味がありました。その分野は、日本で働いた方が自分が成長できると考えました。ロボット製作に憧れたきっかけは、HONDAのASIMOです。大学時代は、自動車の組付けを学びました。8年前に日本に来て、これまでは自動車関連の企業で機械加工の仕事をしていました。

 

設計の仕事がしてみたいと思って、転職先を探しました。技研システックはロボットや機械の自働化にチャレンジできると知り、応募しました。入社してまず今は、製作課で仕事を覚えています。治具の組付けやセンサーの調整、動作確認などをしています。設計の仕事ができる日が楽しみです。

 

 

-転職するときに不安はありましたか。

転職は、私にとっては大きな挑戦でした。仕事内容に不安は少なかったです。心配は、日本語でのコミュニケーションでした。以前の職場はほとんどがベトナム人でした。普段の仕事の指示や仲間との会話もベトナム語なので、日本語を話さなくても大丈夫でした。

 

技研は私以外全員日本人です。だから日本語でうまくコミュニケーションがとれるんだろうかという怖さはありました。入社前に日本語を一生懸命勉強しました。入社後には日本語検定N1を取りました。

 

自分も頑張りましたが、社内の皆さんも親切だったので、不安はなくなっていきました。お昼休憩で皆さんと一緒にお弁当を食べて、分からないことを日本語で質問しています。仕事のことも、生活のことも訊いています。勇気をだして転職して良かったと思います。

 

 

-実際に技研システックで働いてみて、働きやすさという点ではどうですか

仕事はグループで行っています。分からない時は、周りの先輩に訊いています。機械加工がとても上手なUさんに、特にいろいろ教えてもらっています。Uさんは私より30歳以上も年上ですが、とても勉強になります。

 

また、私は妻と保育園の息子の3人家族ですが、家族みんなにとって良い会社だと思います。年間休日が多いので家族との時間が取りやすいです。公園やスーパーによく出かけています。私も妻も日本食が大好きです。食事も和食を作ってくれます。日本は、教育や医療の制度も整っていて、暮らしていて安全・安心を感じます。町はきれいだし、便利で過ごしやすいです。

 

 

-将来的に、やってみたいことはありますか

設計です。技研システックに入って試用期間だった時、初めて技研の自働ロボットを目の前で見ました。「こんなことができるのか!すごい!」と感じました。その仕組みにとても興味がわきました。一生懸命ここで勉強して、自分で設計から制御まですべてできるようになりたいと思っています!

 

 

-外国人第2号が入社するとしたらどんな人に来てほしいですか

仕事には毎日、新しいことがあります。だから、勉強熱心な人と一緒に仕事がしたいです。やりたい仕事があっても、言葉が心配でトライしない人も多いですが、せっかくの人生だから絶対にやってみた方が良いです。

 

日本語は難しいけれど、自分の努力である程度は何とかなります。私も、仕事をしながら日本語学習を頑張りました。日本では、ボランティアで日本語を教えてくれる人がいたり、職場でもフォローがあったりします。自分が頑張ろうと思えば応援してもらえます。仕事をしながら時間がない中で、日本語の勉強は少し大変だけれど、自分の未来のためにも頑張って欲しいですね。

 

-ありがとうございました

技研システックはグループで仕事をすることが多いので、コミュニケーションの問題を考え、これまではグローバル採用を積極的にはしてきませんでした。N君は、外国人向けではない普通の求人サイトで自ら応募してきてくれ、こちらも経歴や能力を見て採用。入社当初から特に外国人だからという区別も無く、仕事をお願いしています。

実際に働いてもらって、ポテンシャルもあり、能力も高く、人柄も良いのを実感。私たちの意識を「言葉の壁を乗り越え、能力や人間性で採用をしていきたい」という風に変えてくれました。N君のような第2号、第3号の入社が増えていくと、より会社の士気も高まるのでは、と期待しています。

 

(ホームページ担当/後藤)