技研システックの仕事紹介、第1弾「機械組付エンジニア」です。
自動車製造の仕事内容って、どんなイメージをお持ちですか?
・ライン作業
・ひとつの作業を繰り返す
・持ち場で黙々と作業をする
・スピード命、秒の世界
製造にかかわる人たちはみんなこのような仕事をしているのかな、と想像しますか?
当社は「生産設備の開発・設計・製造」を行っている会社です。
日本企業ですし、愛知県にありますから、日本国内の自動車関連企業様とのお取引が中心です。
(これは現時点での話です。我々の成長のため、もちろん他業種からや海外の仕事もお受けしていますし、
今後の展開は色々模索していますが、この件はまた別の機会にじっくりと。)
さて、話を戻します。当社も自動車業界に関わる製造業に分類されますが、自動車そのものではなく、
自動車をつくるための機械をつくっている会社なのです。昨今は工場の自動化が急速に進み、様々な工程や
様々な作業をロボットに置き換えていくのが大きな潮流です。
当社はまさにその大きな波の中心にいる会社のうちのひとつです。
溶接、はんだ付け、組付、成形、検査、今まで人の手で行っていた作業ひとつひとつ、
そしてそれらを組み合わせた生産ラインの自動化を実現するための設備をつくっています。
お客様それぞれのご要望にお答えするオーダーメイド対応です。
ですから、当社の製造部で働くスタッフの仕事内容は、冒頭に表現したお仕事とは「まったく異なるもの」です。
当社の製造スタッフの職種は、機械組付「エンジニア」です。
イメージと異なる代表的なポイントは下記の3つです。
■図面通りに進みません
設計部がお客様からのご要望をお聞きして設計図を作成します。
製造部はその図面を見て作業を進めますが、図面通りではうまくいかないことがあります。
まだどこにもない初めてのもの、オリジナルのものを作るわけですから、
そのようなことの連続です。既成部品ではうまくいかず、部品自体を自分たちでつくることもあります。
■トライと調整を繰り返します
図面を元につくり始めますが、上述の通り軌道修正をしながら完成に近づけていきます。
その過程は実験の繰り返しです。パッと見た目では、できあがっているように見えても、実際に動かしてみると
思い通りの動作ができないことがあります。
素材の重さや、柔らかさや、大きさによって、動かしてみて微調整、再び動かして微調整、その繰り返しが必要なのです。
■チームでひとつのものをつくります
つくるのは設備や生産ラインです。大きなものをつくります。3~4人チームで作業にあたります。
ここはあなた、そっちはあなた、こっちがあなたと、分担してひとつのものをつくりあげるのです。
図面通りに進みません!ということもありますし、トライを繰り返して煮詰まることもあります。
チーム内で言葉をかわしながら完成に近づけていきます。
いかがでしょうか?
違いをイメージしていただけましたでしょうか?
難しいと感じましたか?
それとも面白そうと思いましたか?
当社スタッフは全員、「面白い」と思って仕事をしています。
大きなものを、何日もかけて、試行錯誤しながら、仲間と共につくりあげる仕事です。
最後はお客様の工場に全員で行き、設置をして、実際の現場での稼働確認(ときに微調整もあり)まで行って、
その仕事が終わりを迎えます。計り知れない達成感があります。
自動化の波は止まらないでしょう。当社への相談・依頼は自動車業界に限らず様々な業界・企業から来ています。
ますます当社への期待が高まっています。